R&D

金融×ITで培ったものづくりのスピリットは、さまざまな可能性を育んでいます。

R&D取り組み1 人工知能(AI)

人工知能(AI)を既存の銀行システムに組み込み、「考えるシステム」へと進化させることで、今までにない新しい金融システムの実現とビジネス推進に取り組んでいます。

人工知能は、昨今のデジタル革新の代表的な技術の一つです。人工知能を活用することで、企業が保有する大量のデータが持つ特徴やパターンを、コンピュータ自らが発見・学習することが可能となり、その結果コンピュータが取り扱う範囲が、従来では人が介在する必要のあった業務へと広がります。
当社はこの人工知能を用いて、従来技術ではシステム化困難であった業務領域への適用に取り組んでいます。
人工知能の業務適用にあたっては、ビジネス課題や業務特性を十分に理解し、データの加工・分析を行うための学術的知識と、それを実装するための技術力が必要となります。
そこで当社は研究開発を通してスキルの獲得を早期から行い、当社の持つ金融ITに対する豊富な経験と知識を合わせることで、銀行業務への適用に向けた評価と開発を行っています。

R&D取り組み2 ブロックチェーン

ブロックチェーンネットワークを自分たちの手で実際に構築・検証し、向き・不向きの分野を明らかにすることで、銀行システムにおける最適なブロックチェーン技術の応用方法を研究しています。

ブロックチェーン技術は、改ざんが困難な形でデータを記録することで、記録されたデータの信頼性を、人や会社ではなく技術により担保する仕組みです。
データが改ざんされていないことが技術により担保されるため、企業間の安心した情報連携や、異業種の業務をシームレスに組み合わせたサービスへの応用が期待されています。
当社は、ブロックチェーン技術の金融システムへの応用を見据え、①数あるブロックチェーン基盤ソフトウェアがどのようなアーキテクチャなのかを調査、②実際に当社メンバーによりブロックチェーンネットワークを構築し性能や障害耐性などを検証、③調査・検証結果から向き・不向き分野の整理などを行い、そのノウハウをMUFG各社へ還元し、ブロックチェーンを応用したシステムの概念検証を支援しています。

R&D取り組み3 クラウドネイティブ技術

クラウドに固有な機能を活かしたアプリケーション開発技術である「クラウドネイティブ技術」の研究開発に取り組み、銀行向けに提案・導入推進を行っています。

クラウドネイティブ技術とは、クラウドコンピューティングの利点を最大限活用してアプリケーションを開発するテクノロジーを指します。この技術を採用することにより、コスト圧縮はもちろんのこと、アプリケーションの開発期間を短縮することが可能になります。また柔軟性が高いアーキテクチャを実現できるため、新たな価値の提供や競争力を強化することができます。
具体的には、「DevOps」と呼ばれる新しい開発・運用のアプローチや、「コンテナ」と呼ばれるシステムリソースを効率化するための仮想化技術、「マイクロサービス」と呼ばれる開発の俊敏性を高めるアーキテクチャについて、研究開発を行っています。
これらの研究開発の成果をもとに、銀行向けに導入を推進しており、様々な成果が上がり始めています。

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