当社R&Dの目的

当社R&D部門はスピードの早い技術革新の中でも先進性があり不確実性の高い新技術についてリサーチし、金融×ITの領域での適用可能性を検証する事でMUFGのビジネス創出やシステムの変革を目指して研究開発活動を行っています。
R&D部門の高い技術的知見と自らプロトタイプ実装や検証を行える技術力に当社の持つ金融ITに対する豊富な経験・知識を合わせる事で、金融業務への最新技術の適用につなげています。

生成系AIの活用

当社では、生成系AIが台頭する前から機械学習・深層学習等のR&Dやビジネス適用に取り組んでおり、銀行で利用する帳票の口座番号位置推定AIモデルをオリジナルで開発する(※)等、複数の案件で銀行業務の効率化を進めておりました。(※日経コンピュータ2018/01/04号ご参照

現在は人工知能、機械学習の次のステップとも言える生成系AI(Generative AI)の業務適用に向けた研究開発に取組んでいます。生成系AIは機械学習の一種である深層学習を用いて構築されたモデルであり、テキスト・画像・音楽・動画・ソースコードなど様々な成果物を生み出す事により幅広い分野で利用を期待されている技術です。金融×IT領域でも顧客対応への活用や文書生成、テキスト要約による事務効率化、また当社が担う金融システム開発運用プロセスの生産性向上など多くの場面での適用が想定されています。

当社では生成系AI技術をリサーチ・選定し、ビジネスで実際に生成系AIを活用する場合における技術的な不確実性を取り除くための検証を進めています。

Web3

Web3(Web3.0)はブロックチェーン技術を用いて、中央の機関に依存しない非中央集権化されたビジネスを実現する世界観の事を指します。
経済産業省では「ブロックチェーン上で暗号資産やNFTといったトークンを媒体として価値の共創・保有・交換を行う経済」とも定義されております。

仮想通貨、代替不可能なトークンであるNFT、中央管理者を通さず相手と直接取引を行う分散型金融(DeFi)、組織の方針を投票によって決めるDAO(分散型自律組織)といった様々なビジネスが発案・実装されています。

当社のR&Dとしては、Web3に関して新たな技術が出てきた際にどういった価値があるのかのリサーチや、MUFGの要件を満たす事ができるのかPoC(Proof of Concept:技術・アイディア・概念の実現可能性の検証)を行い、金融エンタープライズ領域での適合可能性を評価しています。

XR技術

XRとは現実世界と仮想空間を融合し現実世界ではできない新たな体験を創造する技術です。
仮想現実と現実空間の組み合わせによってVR/AR/MRと分類され、それらを総称してXRと呼ばれています。


2Dの液晶画面では得る事のできない没入体験や、奥行きを生かした3Dのプレゼンテーション表現を実現できるため、現在中心となっているスマートフォンを通したデジタル体験の次の世代の技術として注目されています。普及のハードルとなっていた機器の価格が比較的安価になり利用環境も増えてきたことにより当社R&Dでも動向を注視し金融業界での活用余地を検討しています。
奥行きを活かした、より直感的で分かりやすいご提案ができないかなど、将来的な活用を視野にプロトタイプアプリケーションを開発し実証実験を行っています。